iPadは内蔵のiBooksと言うソフトで、ePub(イーパブ)というオープンな電子書籍のファイル形式を読むことができる、つまり自分で作成した電子書籍ファイルを読み込めるとのことなので、書籍を裁断して、ScanSnapでスキャンした場合にePubを作成する方法を掲載します。おおざっぱに、ePub=書籍版のMP3(企業はDRMもかけれる)、ということですね。
※iBooksは日本版のiPadに展開されるかまだ未定とのこと。詳しくは以下の記事をご覧ください。
iPad日本版ページがオープン。3月から発売、iBooksの記述なし
それでは、始めます。
まずは、裁断、スキャンは前回の記事を参考に。ここまでで、一般的な書籍の場合数10メガバイト~100メガバイトほどののPDFファイルが作成されます。今回はクリスアンダーソンのフリーを試しにePub化してみます。
フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略 (ハードカバー)

スキャンして、PDFになりました。以下のスクリーンショットはScanSnap Organizerの管理画面です。

このPDFをAdobe Acrobatにて、JPEG連番ファイルに書き出します。
書き出す方法は、Acrobatのメニューバーから
ファイル→書き出し→画像→JPEG
です。
書き出しする際には、サムネイルを表示して、Ctrl+Aですべてのページを選択しましょう。場合によっては余白のトリミング、白紙ページの削除を行います。

上のようにJPEG連番ファイルに書き出されました。今回は366枚です。この時、新しいフォルダに本のタイトルをつけて、すべてのファイルを格納してあげましょう。

次にChainLPというフリーソフトを使って、ePub形式のファイルを書き出します。
引用するとChainLPとはこのようなソフトです。
■何をするもの?
連番画像を指定サイズにリサイズし、画像だけの電子ブック形式ファイル(LRF、PDF、ePub、Mobi)として出力します。連番ファイルやZIP、 LHaを作成することもできます。
青空文庫形式のテキストファイルをソースとして入力することもできます。このとき、テキスト印刷を通じてPDF仮想プリンタにテキストデータを送りこんで、フォント埋め込みのPDFを出力することもできます。
すばらしいですね。私は、Sony Reader用にこのソフトを使っています。
まずiPadの解像度を追加しましょう。
解像度→追加 を選択。iPadの解像度は768×1024ですので、そのように入力してあげます。
間違っても1024x768にしないように。ページが横向きに書き出されてしまいます。

解像度の設定が終わったら、いよいよ本題のePub書き出しです。
まず先ほど作成した書籍のフォルダをメインウインドウにドラッグ&ドロップします。すると、前ページを読み込みプレビュー表示します。366ページの場合、読み込みには、Core2Duo(E6600)世代のパソコンで1分ほどかかりました。

書き出しの設定は、出力のチェックボックスをePubに選択することくらいでしょうか。Sony ReaderやKindleの場合は電子ブックリーダ専用の白黒ディスプレイ16階調とかなので、コントラストを強くして、読みやすくするため本文ボールド化とガンマ補正の自動レベルにチェックを入れますが、iPadは階調表現の優れたカラー液晶なので何もしなくても良いような気がします。これらの補正は、文字やコミックの絵を濃くして見やすくしますが、階調がつぶれてしまうのでできることならしたくないものです。ここら辺は日本でも発売してみないことには分からないですね。
そして、最後に、出力ボタンを押し、保存先を選択して保存。2,3分で書き出されます。

このファイルを、iTunesで開くと、ちゃんと追加されています。

そして、左のメニューにブックも作成されてます。これは新鮮。

なお、iTunesではePubの中身自体は閲覧できないようです。
ePubを開きたい場合は、AdobeのDigital EditionsかSonyのReader Libraryをインストールしましょう。
以上がiPad用のePubファイル作成方法です。
ちなみに、私は例のごとくSony Readerにインポート。

眼が疲れないのが専用電子ブックリーダーの良いところ。お疲れ様でした。
FUJITSU ScanSnap S1500 FI-S1500

2010/05/14追記
私の場合書籍はすべてPDFで取り込んでいるのですが、ScanSnapはJPEG形式でもスキャンできます。
ですので、はじめからJPEGでスキャンした場合は、付属のAcrobatでPDF→JPEG作業は必要無くなります。
書籍をPDFで管理したいか、JPEGで管理したいかは好みの分かれるところです。JPEGだとページ数分のファイルが生成されるのに対して、PDFだと1ファイルに収まるのでPDFの方が管理はしやすいです。ただ、PDFを編集できない環境のパソコンは結構多いと思うので、書籍の中の数ページだけ書き出しと言うときに若干困りそうな気がします。
フリーソフトだと、PDF-XChange Vieweというソフトで、PDF内の選択ページをJPEGなどの画像ファイルへ書き出しすることができるようです。
窓の杜 - PDF-XChange Viewer
(関連記事)
書籍の電子化に向けてScanSnap S1500とA4裁断機 PK-513Lを購入
すごい!電子化すごい!
Sony Reader Daily Editionのファーストインプレッション(ビデオあり)
電子ブックリーダー | EeePC カフェ
(関連リンク)
アップル - iPad - ウェブ、メール、写真を体験する、まったく新しい方法。
(固定リンク)






ちょろりんさん、
ご紹介されているChainLPですが、monoを使えばMac OS Xでも起動ができるのを確認しました。(実際にePubの出力までは行ってませんので、本当に動くのかどうかは分かりませんが・・・)
ということでMacユーザーの人も安心みたいです!
>akisuteさん
macでも使えるのですね。今度私も試してみます。
ipadに転送しようとすると、転送完了と同時にituneが落ちてしまって転送できないです。私だけでしょうか?
先日はSony Readerの電池のもちの件でコメントさせていただきましたこうたです。
今回iPadを購入してBook Readerにしたいと考えて検索したらまたこちらを発見して、やりたい事が同じなんだなと勝手に思ってしまいました。
私もChain LPを使ってepubファイルを作ってiPadに転送したのですが、iBooks上に表示はされるものの、開くことができないんですよね。
なにかやり方が間違ってるんですかね。Format Errorが出てしまうんです。
もし何かご存知でしたら教えていただきたいと思い今回もコメントさせていただきました。
よろしくお願いします
>3さん、こうたさん
まだiPadを購入していないので確認できないのですが、calibreを使ってみるというのはどうでしょうか?PDFから直接ePubへ変換できるようです。
calibre - E-book management
http://calibre-ebook.com/
>間違っても1024x768にしないように
とありますが、画像が1024x768になってますよ!
ご指摘ありがとうございます!
訂正しました。
ありがとうございます。CalibreやSigilを使用してみました。
いろいろ試した結果、iBooksをわざわざepubに変換して使うよりも、GoodReaderを使ってPDFを読んだ方が早くて見やすいです。
日本のiBooksがまだでてないからかとは思いますが、テキストファイルとepubに変換して転送したのですが、ページめくりが逆なのでものすごい読みづらかったです。
参考までに。
こうたさん、検証おつかれさまです!
現状iPadではGoodReaderとPDFがベストの組み合わせなのですね。
iPadはPDF、SonyのReaderのような専用端末では、ePubと使い分けが必要かもしれませんね。
i文庫HDにてzipで固めたJPEG読み込み対応してますね
PDFも青空文庫も読めて言う事なしって感じ
ここでpdfをepubに作成できます:
http://www.4videosoft.jp/pdf-to-epub-maker/index.html
これにより、ipadでepubを管理できます:
win:http://www.4videosoft.jp/ipad-manager-for-epub/index.html
mac:http://www.4videosoft.jp/mac-ipad-manager-for-epub/
Sony ReaderのPRS-650を注文したのですが、書籍のscansnapのスキャンモードはどれが見やすいのでしょうか?
実物がまだ届いていないのでよろしければ教えてください。
>JUNYAさん
スキャンモードは特に変えないで使っていまして・・・。お役に立てずにすいません。
解像度と余白をうまく調整できればそれなりに見やすいと思いますよ。
iPadがどうにも重すぎて、Sony Readerを買ってみました。こちらでもChainLPが使えるとお書きになっていらっしゃいますが、アプリの入手方法やPDFのe-pubへの変換方法など、教えていただけませんでしょうか。
「Word To ePub」
こんなソフトもあるようです。使ってみたらいかかでしょうか。
アメリカで人気の「個人電子出版」が日本でも市場急拡大、個人でも電子書籍を出版できる時代がやってきます。
当ソフトの使い方は非常にシンプルで、制作したMicrosoft Office Word文書を1クリックでEPUBファイル出力できるツールです。
iPad、iPhone、iPod Touch、Sonyリーダー及び他のeBook リーダーでeBooks を読むことがもっと簡単になります。
動作環境 :MS Excel 2010/2007 Windows XP(32bit),VISTA(32bit),Windows7(32bit)
※ 64bit OSは、動作に問題はございませんが、ePub作成は一部手動で行って頂く必要があります。
そんなソフトもあるのですね!
情報ありがとうございます^^